the counter pop’s blog

ロックバンド ザ・カウンター・ポップのブログです!

432.『ついに発売!! RAINBOW BRIDGE・・・』

 いやぁ出たよぅ・・・。
どうよ? 

 Jimi Hendrixの 最新リマスター版
  ・RAINBOW BRIDGE
  ・CRY OF LOVE

だってさっ。
いよいよ発売、発売!!


 キタねぇ 久しぶりに
買わなくちゃじゃん?

 で、その我らがジミ・ヘンドリク
スといえば 長い間
作品の権利関係で
揉めてて 彼の死後
わけのわからないアルバムが
大量に リリースされて
たんだけどねぇ
( 噂の、そして今回クレジットもある
悪徳プロデューサー、
ジョン・マグダーモットによる )
 それでもやっぱり カッ
コいいのも沢山あってさぁ
 それでもって、何年か前に
その権利を実父がと
りもどしたとか
なんとかで
 最近だと 当時からで
元々ヘンドリクスのエンジニアを
やってた Eddy Kramer が中心になって
作品のリマスター作業をや
ってたんだけどね・・・。

 まぁ、そこら辺も そろ
そろ何周目?
みたいなねぇ?軽い乱発状態?
とんでも編集盤とまでは
いえないけども
 そろそろ訳の解らない
ものも出始めてるし
 結局は またしても J.ヘンドリクスの
音楽を誰かが食い
モノにしてる(笑)
みたいなさぁ どう?
 そんな風にも見えなくも無い?
ってない?
 まぁ資本主義だしねぇ(笑)
ポップ音楽のビジネスの
側面っていうのも否定
できないわけだし・・・。
 って?

 まぁ、たださぁ こう
やって? 誰かが ずーっと
形を変えてでも 宣伝し続けてくれる
っていうのは ありがたい
ことではあるよね
 才能もあって 作品もいいのに
契約したレーベルが 不安定だっ
たりって? 
で、結局 埋もれていっちゃった
りってさぁ?そういうのも
いっくらでもあ
るもんねぇ
 そういう意味じゃぁ
常に最新のリマスターで
聴ける状態にある
っていうのって 凄いことで
はあるけどね

さぁはなしはイキナリ
本題?今回の新マスター
の音質はどうだ?って
ここが肝心か?早速イクゼ!
 今回はいつものEDD
Y氏に代って
バーニー・グランドマンの作業
って?そこも目玉らし
いんだけど、如何か?
 率直に言って
がっかり。
 音が遠いイ!鳴りが悪い。
そもそも、レッド・ブックって基準を
どう捉えてるんだろうか?
 いやぁあくまでも俺の
主観だけどねぇ。 
 取り敢えず、俺の持っ
てるオーディオでは
全く鳴らない、何だろう?
作業の意図も良く解らないし
 例えば携帯プレーヤーに
剥くように作ったとか?
 あるいは次なる金づるであろう
ハイ・レゾなる者に
対応させた結果なのか?
 解像度は確かにいいからね。
使用したコンピューターの処理能力
が異常に高い事は良く
伝わった(笑)
 後は逆に、大人向けの商品なんで
高級なアナログ・プリア
ンプ的なものに
マッチするように合わせたのか?
 とかねぇ? 
 なにしろ今までの
ジミのシリーズでもっともピン
とはこない(笑)
 だって、使い慣れてるオーディオに
マッチしないって言う
のってどうよ?オーディオごと
新しい
の買えってか?
(笑)少なくともLPで聞いてた時の
感じってのはある程度それが
基準になるかと思うんだけど・・・。
 それすらがもう否定される時代に
突入したとかって、そ
ういう話?
 パッケージ買いする最
後のリスナー層もすら失う事に
なりま専科?
 まぁいいか?じゃぁ
次ぎいく?

 で、今回の一つ目
まずは『RAINBOW BRIDGE』


 これって元々 日本だと
なぜかバンダイ
発売してて ずーっと
リマスターされずに
いたんだけど・・・。 何年振り?
 バンダイってあのバンダイ
あぁまぁいいけど・・・。
 俺なんかだと 同名の
映画のサントラ
だったから このアルバムって
そのイメージなんだけどねぇ
っていうか 映画のサントラなんだよね(笑)
 サウンド・トラックとして
発売されてる・・・。 
 で、この映画が また 面白くてね
ヘンドリックスファン必見!

 「 昨日の夜は、ピラミッドの底で目覚めて
   見たことの無いジャングルの
   木の実で食事してからか
   ら宇宙まで飛んでいったよ・・・ 」

みたいな?わけのわからない
J.ヘンドリクスの神秘体験話とか?
マリファナ吸引ショット
とかねぇ
オモシロイ!
 当時流行ってた NEW AGE 思想
みたいな? 
そういうコンセプトだろうねぇ?
 宇宙意識がどうとか?
時代はサイケデリアの後で
次がニューエイジだからねぇ(笑)
 面白いっちゃあ 
面白いっていうかめっちゃ
面白い!


 で、この映画でも 
挿入歌として使われている
スタジオ録音盤が
すっごく良くって
これがまたユニークなんだよねぇ
 彼の初期のアルバムと
は また違った
強力な仕上がり!! 
 メンバーは エクスペリエンスのベース、
ノエル・レディング(故人)から代わって
彼の軍隊仲間の ビリー・コックス
ドラムは同じくソウルメイトの
ミッチ・ミッチェル(故人)

 で、なんていうか? 彼の遊び心がさぁ
肩の力も抜けてて なんとも
ハッピーで
バランスがいい!
 ヘンドリクスって
SF好きなんだよね(笑)
ブラットベリとかも?
気に入ってよく読んでた見たいだし
あと、スフィンクスとかの話
とかも よくしてるし(笑)
そんな感じの側面が 顕著
に表れてるって
いえるねぇ

 まあ なにしろLPと違って
AB面とも 通しで聴
けるからさぁ
そこも面白いねぇ LPだと
星条旗よ永遠なれで A面が
終わりだから
そこでひっくり返して聞いて
たんだよね
 で、B面は後半が マウイ
島のライブじゃん?
彼のスタジオワーク好きな俺としては
当時B面はあんまり聴かな
かったんだけどねぇ
 今回からは 1曲目から
の流れで通して聴けるから
なんかそれもまた ちょ
っと違っててイイかも❤
って?

 ビーチとヘンドリクス
っていうのが 意外にマッチしてて
案外夏向き!! っていうのも
発見だ!みたいな?
そういうのもあるしねぇ
 映画と合わせてオススメ!!
(映画も俺の記憶だと ビデオで発売されて
 観ていたものと その後のDVDのものと
 内容が各々違っている・・・ 何故か?)


 で、次が 『CRY OF LOVE』


 これがまたさぁ ヘンドリクスの死後に
彼の意思を継ぐかたちで
リリースされたって
ものなんだけど
 聴くと何ていうか やっぱ
り新境地!!
なんだよねぇ
 なんかやっぱり思うと
ころがあったんだろうねぇ
 暫く曲が書けなくなった
見たいな話もしてたしさぁ

 生前の最後のアルバ
ムになった
『エレクトリック・レディランド』で
1回終わってんだろうねぇ
 えっ?いや 彼のサウンド
がさぁ・・・。あの強烈な
原始時代の反撃みたいな
サウンドって言うのも
唯一無二であったん
だけど・・・。
 例えば、構成なんかをみても 
スゴく整理されてきてるし
現代風になってるねぇ
 初期のスケール(モード)を
中心にした作風から和声へ・・・
みたいな?普通逆なん
だけどねぇ(笑)マイルスなんかを
見てもさぁ
 で、製作中に死んでるから
オーバーダビングが足り
てないんじゃぁないか?みたいな?
曲とかも あるには
あるんだけど・・・。

 まあだけど やっぱり
初期の彼の作風のイメージで
聴くと ビックリす
るんじゃないかねぇ?
「パープル・ヘイズ」は知ってても
この辺の作品は聴い
たことがないって
いう人も 沢山いるとは思う
んだよねぇ
 それこそ是非に体験(エクスペリエンス)
するべきじゃぁないか?

 中を見てみると7曲目
の「Astro Man」なんてのは
初収録じゃないの? どれかなに
入ってる?
 で、どっかのパブ風の「My Friend」とか
「Belly Button Window」とかも
おもしろいよねぇ
 目玉としては「Drifting」(流浪)
と「Angel」(天使)のバラード2曲!!
これは俺的には ジョージ・ハリソン作の
サムシングの影響
じゃないか?(笑)
って思ってるんだけどね(パクリ?)
 だけどもこれがまた
本家を上回って良くで
きてるしねぇ
 いや、わからないけ
どねぇ

 ギターロックのさぁ
こういう8ビートでの
バラードっていうスタイルっていうのも
この辺がスタートじゃぁない?
それまでには 無いでしょ?

 あとは メインの「Freedom」とか
「Ezy Ryder」とかねぇこの辺は
文句無しにカッコいいしねぇ
 あとはさっきの RAINBOW BRIDGEでの
SF・テイストの「Astro Man」とかねぇ
これも変わってていいよね?
 なにしろこれも一枚を通して バ
ランス良く聴けて最高だ
よね


 1970年に彼が27歳で死去してから
もう44年経ちました・・・。
 44年のうちでもそれより
前でも 好きなレコードっていうは
沢山あるけど 正面切って 
この辺のサウンドに代わるっていうか
超える作品いうのが 現れない
んだよねぇ
 脳科学的に考えれば 例えば彼のように
ギターが弾けなくたって 情
報伝達物として
脳が満足できる音楽っていうのも
そろそろ出てきて
良さそうなんだけどねぇ・・・。
 ヘンドリクスを偲んで 楽
しみましょう

Jimi Hendrix Rainbow Bridge full concert live Usa 1970 Maui」
www.youtube.com


 p・s 

 数年前に前述の悪徳プロデューサ
ー(笑)、ジョン・マグダーモット氏による
「VOODOO soup」っていう後期のベスト盤
があるんだけど、これが
なかなかの傑作でおすすめ!中
古レコヤあたりで発見したら是非とも
ゲットして聞いてみて!これこそ
リマスター希望!って感じだけどねぇ?




               かし子


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