the counter pop’s blog

ロックバンド ザ・カウンター・ポップのブログです!

504.『ショック、プリンス急死DEATH!』

 我らがっていうか、
俺のプリンスが急死っていう悲しいニュースだぜー
…。

 っていっても、時々、彼も 突拍子もないことを
する人だし もしかしたらこれも
悪いイタズラか何かかなぁとかも
思ってたんだけど…。
 どうなんだろうか?
マジなの?

 って、解剖が始まったとかって
ニュースも入ってきてるし
さすがに 信じなくちゃ
ならないのかなあー


 それにしても 
中学校時代に『Purple Rain』で
お世話になって以来 ずっとファンでさぁ 
 主には 最近、っていうより
昔のレコードを中心に 
楽しませてもらってるって感じ
だけどねぇ

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 しかし残念だね 彼がいつかお爺さんになったときに
いろんな話が聞けたのにって思うとさぁ
 最近の若い人は もうわからないかも
しれないけど 音楽的な才能としては 
マイケル・ジャクソンなんてもんじゃ
ないからね!
100年、200年に一人の逸材なんだよー
モーツァルト級なんて言っても
いいと思うよ

 いや、まあさぁ マイケルも最高に素晴らしいけど
神と言うか 天上人と言うか?
マイルス・デイビス然り
ジミ・ヘンドリクス然り
 プリンスって言う人もまた一種の完全なる
異能者と言えるね

 そんでもって、何が悲しいってさぁ
彼の残した楽曲?主人を失って
曲だけが残された…
 だってね、楽曲って一種の "精密な装置"
みたいなものでさぁ 
誰かが上手にコントロールしないと
それって完全には機能しないわけで
そうなるとね 彼の残した素晴らしい楽曲も
本来の意図としては もう
演奏されることがないって事なわけだよ?
 って、ねぇ、そこなんだよ、そこ。

 まあ 残された俺たちは
正式にレコーディングされた
音源にアクセスすることで 
いつでも 彼の思考に触れられるわけで
まぁ、そういう意味では 彼の永遠なる思考の軌跡が
作品として残されているわけであって 彼の死も
悲しいだけでは ないのかもしれない
けれどもね


 そういうわけで
今日は 彼の作品を振り返って
追悼しようとしようじゃないか!

 正直言って 最近の作品
ことアルバムに関しては
個人的な意見ではあるけれども
精彩を欠いていると思うんだよね
 ライヴなどと精力的に
活動していたようだけど
レコーディング作品に
関しては、全盛期の輝きには
欠けていると思うねぇ
ただし、たしかに、生演奏はカッコいいけどね
相変わらずにさぁ
 だからそっちにシフトしたのかもね?

 はっきり言うと
アルバムを作品制作としての活動として
いつの頃からか 彼の中で
もう見限っていたんじゃないか?
って気がするね?
  一応リリースはしててもね

 で、俺の考えるその最後となったのが
1991年の『Diamond And Pearls』かな?
 それでも、なんだか小奇麗な
つくりで音像も少々甘ったるい感じで
既に違和感があったけどもねぇ・・・
 ついでにファッションも、アートワークも
なんだか大味、ありきたり

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 1992年のLovesymbolで一瞬復活の
兆しもあったけどもこれも、二曲のみで失速!
 あと、暫くして 子供の誕生時に
突然発表された
『Emancipation』(2枚組)が
結構しっかりしてたけど
あくまで 単発的なものとして
の完成度だったねぇ
 惜しい、

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 つまりは 1988年の『Lovesexy』で
アルバム製作を完成したんだろうか?

 あのアルバムが 彼の真骨頂って
言っていいんじゃないかねぇ?
 最高だもんねぇ、あの辺りはマジでさぁ

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 で、ここまでは LP盤で購入して
いたわけだよね?
 当時、同時かちょっと後に
に買った『Lovesexy』アルバムの
CDでの曲目カウンターが アルバムを通して
1曲のみってなってたのを 覚えて
る人がいるかなぁ?
 って、CDは いまだにこの時にリリースされた
形のままで売ってる
はずだから
買って持ってるる人は当然
知ってるか?
 正直、不便だよね-(笑)
 まぁ、これも、当時の彼の自信がうかがえるって
エピソードだろうかねぇ?
 全曲通しで聞けってね(笑)
凄いよねー

 この『Lovesexy』を頂点にして遡る
Sign Of The Times

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それから『Parade』

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この辺も強力だよ
 このあたりのは最高に
お気に入りだよ、プリンスの中で
っていうより
すべての音楽の中でのお気に入り!
何回繰り返して
聞いたかわかんないくらいだしねぇ
ってくらい聴いて。まだ聴いてるよ
 言ったら、これがまた、ざっく
りいうところの人種性別混合の
スライ・アンド・ザ・ファミリーストーン
を彷彿とさせるファンク・ロック路線!で
中でも 映画のサウンドトラックとして
発表された 『PARADE』の完成度は
さっきも言ったけど
クオリティーが半端じゃなくって
POP ROCKのモード化路線って言えばいいか?
黒人音楽でもなく、ロックとか
そういうんでなく音楽そのものの
源流まで遡っての解体と
再構築ってね!
 これは、はほぼここだけで展開されてて、 
その他の追随を許さない
すっごいアレンジとサウンドが聴ける!
 たしか、、マイルス・デイビスとの
セッションがあったのは この頃かね?

 さてさて、さらに
遡ること『Purple Rain』のヒットの
すぐあとに発表されたアルバム
『Around The World In A Day』では
彼の才能の完全開花直後ような作品で
Summer Of Loveの60年代サウンドを 80年代に
再現させたサウンドメイキングで
強力なサイケデリックサウンド
さらにもう一段高次元に推し進め
現代的に復活させているって様子! 
 まぁとんでもないことになってるよ(笑)
ただ、なんだか難しい事やっちゃう感じじゃぁ
無くって、あくまでもとんでもなく
ポップ!
これでしょ?これ!
これがなぁくっちゃねぇ?
 で、これが在る、
コンテンポラリーでアヴァンギャルドでいて
メッチャクチャポップ!
の楽しいー。

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 …余談だけど これが発表されたのは
俺が中3の時でさぁ 特設電話で
このLPの予約をできたんだけど
あぁ、それも固定電話(笑)家電、それしか
まだないから
 で、恐る恐る、そこへかけると 1曲目の中近東風
イントロ、アラウンド・ザ・ワールド・イン・デイ〜が
怪しく流れてきて

 「これは大丈夫なのか?」

って心配になったものだった…(笑)
 というのも『purple rain』
を気に入って聴いてて直ぐ後だから
その続編みたいなものを期待してるじゃん?
 ある意味、とんでもなく裏切られたわけよ?
ただ、それがいい意味でって事に
どんどん変わっていくんだけどね?

 それでも、このアルバムのカラフルなサウンド
彼の才能だけというより
その時代のレコーディング技術に
よったものとも言えるわけで
それは、当時のレコーディングの現場に
デジタルの要素が急激に多量に入ってきてって
 当然、彼もそれに反応したんだろうし
それは、例えば トラック数の増大とか?
DATなどのデジタルメディアなどなど

 ん? あとは、この頃本気で 
ラブ&ピース&フリー・セックスを
目指してたのかも(笑)
 で、これが10年後に再び
レニー・クラヴィッツへと流れたり

 あと当時だと 西海岸の
ガレージ・ガールズ サイケ・バンドの
バングルスへの楽曲提供も大ヒット!
NO1、ヒット、『Manic Manday』とかね
これがアルバム『パープルレイン』収録の
TAKE ME WITH YOU の改作で
サイケ・フォークの名曲で最高!
 もっと言うと、90年代後期に
イギリスのバンド LA’Sの
THERE SHE GONE へと続くのかな?
なんだか似てるでしょ?
 話を戻すと、マニック・マンデーの
楽曲提供然り
当時、プリンス・ファミリーと呼ばれ
プリンスにプロデュースされたグループ
の活躍が沢山あって
…恐らくプリンス自身が自作のアルバム選から
はじいたものをそのメンバーに
歌わせていた…
 で、その中のグループの一つ『Famly』が歌って後に
シンニード・オーコナーの歌で
全米1位になった 
『Nothing Conpar To U』
などなど

 そうそう プリンス・ファミリー
っていうのが 次々 出て来て(笑)
モーリス・デイ率いる「TIME」とか
「アポロシア6」「ヴァニティ6」
「FAMILY」「シーラ・E」などなど
あとはフォロワーも続々と出て来て笑えた!
オーシーラとか?
レディー・フォー・ザ・ワールド!
ストレスってグループも居たよね(笑)
 まとめてミネアポリスサウンド
なぁんて逝ってね?

 日本だと 小比類巻かおる?
岡村ちゃん 米米CLUBなんていうのも
そういうノリのつもり
だったんだろうしね、あとつんく
シャランQとか?
 まあいいか

 話を戻すと
”売る”ために彼が確信的に作った
『Purple Rain』と それ以前の
密室・性倒錯ファンク・ロック路線
っていうのも また恐ろしく
カッコよくてね まずは世紀末を高らかに歌う
『1999』や

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 エレクトロ・ニュー・ウェーヴ・ファンクの最高峰
シングル、SEXUALITY 収録の『コントラバーシー』

 更に遡って
鋲付きトレンチ・コートにヒョウ柄
のパンティーイッチョと
ハイヒールがトレードマークの
これまたエレクトロ・パンクの傑作
『Dirty Mind』

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 全裸でペガサスに跨がる2ndアルバム
『PRINCE』(邦題:愛のペガサス)

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 18才でセルフ・プロデュースした
(これは世界初の触れ込み)
1stアルバム 『For You』
全曲作詞作曲アレンジとすべての
楽器の演奏とコーラスを担当

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 の、1stシングルとして 『Soft And Wet』(笑)
柔らかくて濡れてる…って(笑)
懲りないっていうか 
いきなりかい!?(笑)

 とにかく90年代以降は
所属レコード会社ワーナーとの
トラブルなのか
CD発売も一度っきりで
現在唯一デジタル・リマスターでの
再発売をしていない人気アーティスト
ともなっているようで
 おそらくプリンス側からの
再発売の拒否があったのか?
 奇しくも 彼が他界したことで
これらの音楽遺産が
再び新たに日の目を見る可能性が
でてきたわけで
残されたファンにとっては
唯一の朗報となるかもしれないよね?

 合掌!

『最近更新したパスポート写真らしいです…(涙)』
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 追伸
 プリンス初来日の横浜スタジアムコンサート
に行った人いますか?
 懐かしくって涙が出る−。


               かし子

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by Rocker's Delight 4月号
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