the counter pop’s blog

ロックバンド ザ・カウンター・ポップのブログです!

561.『NOVELTECHの”Vocal Enhancer”』のレポートだよ!

 まずは本文とは無関係なんだけども
われらがプリンスのビデオが猛ラッシュ!
www.youtube.com




 さてさて、先週の音楽特集はどうだった?
筆頭のLSCこと ラヴリー・サマーちゃんの新譜が
今週出たね(ミニアルバムみたいなの)


 ダイジェストのビデオが早速
youtubeにあがってたんで
聴いてみた なんだか元気なサウンドになってた(笑)
ドカーンって 売りたいのかね?
こっちとしては ひっそりと暗いのがよかったんだ
けど...
作り手側の今の気分が
そういうんじゃぁ無かった、ってことか
 って、暗いのとか
そういうのじゃ 売れないのかね?(笑)


 それにしても、売れる売れないでモノを作るっていうのも
大変だよねぇ 金かけて作るわけだし
回収できないとねぇ、誰かが責任取らなきゃぁ
みたいなのもねぇ
 そもそも儲けようと思っての
動機になってるから大手で販売するわ
けだろうしねぇ 
 今の俺たちみたいに
苦労してもさぁ
誰にも聴いて貰えないっていうのもさぁ
なんか意味あんのかなぁ、あって 
虚しくもなりがちだけどねぇ
まぁ楽しいからやってるわけで
いいんだけどもね


 まあいいか。
夏だし
いろいろ考えると 暑くなるし





 さて、今週は DTM/DAWの話。


 Cubase使いの俺たちCubase pro9』最新版を超えて
既に『Studio One 3.5 Pro』に乗り換えつつある
って話を以前のブログで
書いたけども その後の使用感やら 
その他についての報告です


 そのちょっと前の報告の時に
『Studio One 3.5 Pro』
内部処理が64bitになっていて いまだに32bitでやってる
Cubaseとはもう音質的に比べものにならない
って書いたんだけど 


 そこってさぁそもそも 「どうして俺たちの
書き出した音って
こんなにも野暮った音がするんだ?」 
って疑問から
試してみた訳だったんだけどもね


 ここは予想通りというか
一度でも書き出してみれば
音質の差っていうのは
顕著で、もう二度と
Cubaseでの書き出しには 戻れませんねー。
って感じだねぇ


 とはいっても いまだに使い慣れた
Cubase上でのMIXもまだ継続しているわけで
そこからStudio Oneで開き直すのに 当然Cubase上で
一度書き出さなきゃならないわけ
だからねぇ
つまりはCubaseの32bit処理で書き出したものを
再び64bit処理のアプリで開いている
ってものではあるんだけど 
 それでもまあ 
充分意味のあることにもなって
るみたい


 ってね、まずさぁ無音の部分の音が違うんだよね
無音の部分と音のある部分の境目が美しい...。
ここって重要で アナログのアンプで聴いてるなら
気にならないだろうけど デジタル系のアンプだと
顕著で これがだめだと
ちょっと聴いてられない


 さて、Studio One 3.5の導入にともなって
USB入力のフルデジタルアンプ (USBで入って
スピーカー・アウトまでがデジタル)と
ハイレゾ対応スピーカーっていうのに替え
たんだけどね


 まあとは言っても それぞれ安いの
しか買えないから
凄くいい音がするってわけじゃあないんだけど
アプリで見えてる波形の音が
”直接”に近い形では聴けるよう
になった!


 モニター環境が重要、なんて言い方をよくするけど
MIXで自分の作った思ってる音と
書き出したモノが 随分違うってないですか?
なければ羨ましいだけなんだけど
俺はそれが結構あってずっとそこで
行ったり来たりと改良を
続けてる
 これってつまりは 聴こえてる
音と実際の音とにズレがあるんだ
よね


 デジタル・レコーディング・ミックスの場合だと
0dbっていう アウトプットの0デシが
とにかく重要で もちろんオーバーなんてあり得ないし
特にデジタルアンプで聴いたときって
この0dbにどんな具合で音が”当たっているか”
って そこがすべてだと思うんだよ
そこを俺的には天井(シーリング)って
呼んでんだけどね

 
 そのシーリングとの関係を作るのにも 
このフルデジタルのアンプってうのは
物凄く有利でさぁ 
一度試してもらいたい。

 
 それまでだと 
ローランドのオーディオ・インターフェースに
ヤマハのパワード・スピーカーって
組み合わせだったんだけど
(インターフェースのヴォリュームを
上げたり下げたりしながら使うんだけどね)

 
 出力先のパワード・スピーカーの入力は
一定のままなわけ パワード・スピーカー
って言ったってつまりは単なる
アンプ内蔵ってことでしょ?
インターフェースのヴォリューム(出力)を
変えちゃったら 正確な音像なんて
その度に変わっちゃうわけだし
掴めないじゃん?

 
 これだと、アプリケーションの最終段の
0dbって位置と
実際のヴォリュームとの関係が
見えないわけなんだよねー

 
 んで 書き出したものをVUメーター眺めながら
マスタリングなぁんてかっこいいような
名前つけてレベル調整してたん
だけども そこでもまた 
その狂ったモニターの関係でやらざるを得ないわけでね
永遠にその違和感から逃れられない!
 まあね 音圧上げを
外注してるひとには関係ない話だろう
けど
そこに何があるんだろうって
気になりま専科!

 
 っていうのもさぁ そもそも
大好きな音楽やCD・レコードってどうなってるの?
ってところから始まってる音楽活動なわけでね
どこまででも自分で試したり
いろいろと研究、探求しつつその
本質を知りたいのよ(笑)
 だってさぁ、外注っていってもさぁ
じじゃぁね、エンジニアだって
いったってさぁ 所詮人がやってるだけなわけで
もちろんミュージシャンもね
やればなんだって自分で出来るはず
出来ないことなんて
ないじゃん? ってスタンスだよ!
 オメデタイか?(笑)


 で、話は戻って コレ 
ある程度 正確なモニターが出来るようになって
そうなると、どうしても欠けてる
部分っていうのもあちこち
気になってきてさぁ


 ひとつには 録音した時のそもそもの音ね!!
(笑) チューニング、マイキングなどなども
それからマイクとマイクプリだって
も その辺の買えるだけのものだしね


 あ、あと リミッターとかだってね
サンレコでみんなが持ってる風な
いかした機材なんて かけらも使ってないし
ニーヴだなんだなんて全く無し
 で、そういうものを抜きにしてさぁ
限界もあるだろうっていうのは 
わかってるけどもね
 それじゃぁ無きゃ作れない、とも
思いたくないじゃん?
 だってロックンロールやってんだよ?
そんなの糞くらえでいきたいじゃんー
 っていうか糞みたいな機材で
も作れるよって証明もしてみたいし
みんなおんなじ機材ってさぁ、気味悪いし
逆にユニークな音に
なるかもじゃん?


 あぁ、でね、マイクプリに昔からの
Tubeのヤツを使ってんだよ
この音が少しずつ効いてきてるみたいで
これが逆効果になって無きゃいいんだけども 
と、いうのもさぁ昔から
歪ませて倍音が欲しくて って、使ってたんだけど
それだと最近流行の隙間のあるスッキリとした音には
なりにくいみたい
 さらに、今のコンピューターだと
まだ真空管には勝てないみたいで
真空管からハイレゾ対応の超Highは
出せてないし
そのうえ、ミックス時にピークが掴みづらいから
上げすぎちゃって
モッサリもしちゃう...。


 いや っていうか モッサリと
60's風に回帰したくてやってることでもあるから
これが好きな音の傾向ではあるんだけど
デジタルと近しくないって
いうかさぁ...


 例えば レニクラの初期作品のリマスターCDって
聴いてみた?聴くとさぁ
最近の人達のものに比べて 高音が大人しくない?
あれって 物足りない、ってない?
音そのものは好きなんだけどさぁ
デジタル側のいろんなもの プレーヤーもそうだし
CDもまだなんだかそれを受けつけきれてない
っていうか
欠けてる部分が出ちゃうっていうか...。


 っていうわけで 今日のタイトル


『NOVELTECHの”Vocal Enhancer”』ってこれね 


 これ 倍音を加えてボーカルをトラックから
浮き立たせる って目的のものなんだけど
コイツがスゴい威力でね 元音からいい感じで
倍音を生成して ミックスしてくれる!


 以前にも BBSだとか WAVESのとか
いろいろと出てたけど 
 そもそも
cubase上で使ってたし
いろいろと狂ってる状態の
音にかけてたわけでね
いい効果なんて出なかったんだけど
 このNOVELTECHの ”Vocal Enhancer”を
今度のstudio one3.5で動かしてみて
全く別物だった!
 今までのbbsとか、これらとも ちょっと違くて
直感的で使いやすい
 ヴォーカルもそうだけど それ以外にも
かけられる
 俺は特にスネアとハイハット
使ってる


 っていうのはさぁ
高音が足りないなぁなんてなると
EQを出してきて突いたりとかする
じゃん?
でさぁ
EQでそこを作っていっても
これって単にそこのヴォリュームを上げるだけな
わけだからさぁ
 で、そこのヴォリュームが上がっちゃうと 
全体のレベルもバランスも変わるでしょ? そうすると 
さっきのシーリングとの関係っていうの
が変わっってきちゃうからバランスも
崩れちゃうう 
 聞かせたいところを突く代わりに
何かを犠牲にしなくちゃなぁ、って
工夫が必要だったんだけど 
このエンハンサーだと 
ヴォリュームをあんまり喰わないからさぁ
その心配が少ない 足りないところを
まんま上げればいい


 で、これって いやな話ではあるんだけど
デジタルの場合だと ラティチュードが狭いっていうか
その帯域ごとに必要な分量のヴォリュームなり周波数を
入れてやらないと成立しないみたいな
ところがあって
いろんなバリエーションのミックス
っていうのがあんまりできない
曖昧さがないっていうか そういう風にしないと
鳴りが悪いんだよね
スネアひとつとっても 
自分がここはもっと小さくしたいなぁ
なんて思ったって
一定を超えて下げたら鳴らないし...。


 まぁ、今後これもマシーンパワーが上がることで
いろいろと解決して行くんだろうけ
どね




 まあそんな感じで  また来週!




               かし子




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