568.『もうすぐブレードランナーの新作やるよ!』
『10/27公開!』
35年ぶりの新作だってさ!
間もなく公開ー
映画『ブレードランナー2049』
どうする? 観に行くか?
行くでしょ。
第1作で 前作の『ブレードランナー』が
1982年公開ってことで、
俺にとってみれば、12歳の時だ。
っては言っても 俺がこれを初めて
観たのは大学生の頃だったから
きっとVHSかなんかで見たんだろうかと思う。
で、このブレードランナー
若い人たちは知らないかもしれないけどもね
「2001年宇宙の旅」や「惑星ソラリス」なんかと並んで
当時のSF男子達なら
金字塔的作品!っていうか 絶対見てるって映画で
で、これ困ったことに 『ブレードランナー』劇場版とか
『ファイナル』とか『ディレクターズ・カット』とか
いろいろなバージョンがあるのよ
って、たぶん俺は 全部観たんだろうけど
お薦めはもちろん
『ブレードランナー:ディレクターズ・カット』ね
もう随分前に見たから 殆ど覚えてないけど
エンディングが他のとだいぶ違ってて
そのカットがあることで 本編の意味合いが
ハッキリとしてくるというか
まあ、逆に、本編が
違う内容みたいになっちゃって
たような気がする
このディレクターズ・カット版を見て
やっとガテンがいったみたいな
記憶がある
この映画が支持された理由のひとつに
デストピア、ディストピアっていうのがあって
デストピアまたはディストピア(英語: dystopia)は、ユートピア(理想郷)の正反対の社会である。
一般的には、SFなどで空想的な未来として描かれる、否定的で反ユートピアの要素を持つ社会という着想で、その内容は政治的・社会的な様々な課題を背景としている場合が多い。
79年の『マッドマックス』同様
それまでの映画の多くが
基本的に未来を輝かしく
明るく描いていたのに対して
ここではその逆に 退廃的で 暗く
終末思想の雰囲気が全編で漂ってるってね
って、そういう世界観でも描かれてて
まあ俺なんかもその雰囲気に
やられちゃったってクチだね
今回のこの『ブレードランナー2049』は
1作目のリドリー・スコットは監督をしていなくて
製作総指揮っていうのになってるみたい
肝心のリドリー・スコット監督は
少し前に公開された
『エイリアン・コヴェナント』の方を監督しているんだけど
これもまた『ブレードランナー』1作目の続編というか
兄弟みたいな内容で
つまりは アンドロイドという存在を通じて
人間っていうものの意味を再定義しよう
って、みたいなことなんだろうけど
まぁよっぽどこのテーマが好きなんだろう
ね
『エイリアン・コヴェナント』を観て
35年前に『ブレードランナー』を作った監督が
長い年月をかけて出した答えがこれなのか...(笑)
って良くも悪くも 感慨深かった、良くも悪くも
っていうところが俺の感想で
皆さんどうでした?
もちろん、良くできた面白い映画で最高で
はあったけどね
それにしても 今の若い人にはウケないかな?(笑)
って気はするね。
まぁ、さてさてと思い返すと
80年代には 面白い映画がたくさんあった
過渡期って感じかね
動員も多かったろうし 景気も良くって
金もじゃぶじゃぶつぎ込んだり
って、勢いがあったんだろうね
懐かしいのを何本か あげておきます!
気になったら見てみてね
■デヴィッド・クローネンバーグ
『VIDEODROME』
■ダグラス・トランブル
『ブレインストーム』
■トビー・フーバー
『スポンティニアス・コンバッション』
■ジョン・カーペンター
『エスケープ・フロム・L.A』
■エイドリアン・ライン
『ジェイコブズ・ラダー』
■デビッド・リンチ
『ワイルド・アット・ハート』
■ジェームズ・キャメロン
『アビス』
・・・とかねぇ 他にもいろいろあった...
オマエの好きなのも 教えてくれ!!
かし子
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by Rocker's Delight 10月号
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◆◇◆ いきなりディスクガイド!! 今週の3枚
「別冊」Rocker's Delight / Group's Choice
◆キクぜ!!超クールなロックオヤジ養成講座
Spoon / Hot Thoughts
◆目指せ!!激渋ロッケンローラー矯正編(涙)
Can / The Singles
◆あなたの人生を豊かにするちょっとディープなカーステレオライフ!!
Nina Simone / Here Comes the Sun