16. 「ワウワウ!!」（≠WOWWOW）

エレキギターにおける数あるエフェクターのなかで、
強力なものをひとつだけ挙げるとすれば、
やっぱりペダルワウ（ＷＡＨ）だね。
「クヮカ・クォコ・クヮカ・クォコ」のアレ。
足でフミフミ操るところが楽器っぽくて、とっても直感的。
構造はいたってシンプル（原始的?）。
兎にも角にも特徴的な音が出せるとあって、
ロックギタリストなら一度は使ってみたいって思うんじゃないかな。
ジミ・ヘンドリクス（ジミヘン）の「ｖｏｏｄｏｏ ｃｈｉｌｄ」が超有名ね。
サイケデリックロックには必ずといって良いほど登場する飛び道具。
ファンク系やスカ系でも多用されてる。
で、レコード聴いて真似してみるんだけど、
練習してると止まらなくなってね(笑)。
バンドで演ってるとしばしばギターリストがひとり悦に入ちゃって、
弾いてる本人は最高に気持ちいいんだけど(ドーパミン出っ放し!!)、
周りは引いてるのね(笑)。「もういい加減にしろ!!」みたいな。
ワウ名人って呼ばれる人たちの足技はほんとに凄いって思うよ。
足首が柔らかいのかな(笑)。なわけない?
つまるところ一言でセンスが良いんだよね・・・
曲中におけるワウの使いどころってあって、そのツボがねっ。
リフだったり、オブリガードだったり、ソロだったり・・・
なにせ癖の強い特徴的なエフェクターなのでやはり全編には使えないし。
（そもそもずーっとワウだけで持たせる（聴かせる）ほどのテクじゃない）
アルバムに１曲ワウをフューチャーした曲があるとか、
曲中のここってところで効かせられるとカッコイイと思う。
ライブにも欠かせないね。

今でこそいろいろなメーカーからたくさんの種類が出ているけど、
有名どころはＶＯＸ社の製品。
数年前に復刻版（Ｖ８４７／http://www.korg.co.jp/KID/VOX/V847/index.html）がでたけど、
それまでは高嶺の花だったなあ。
だからみんなジム・ダンロップ社製（http://www.jimdunlop.com/products/electronics/hendrix/index.html）をよく使っていたと思う。
ジミのロゴが入ってて、そりゃ欲しくなっちゃうよね。
使用感としては、繋いでいるだけでノイズが凄くて。
音痩せも気になるんだ。
だからバイパス改造（スイッチを６足タイプのものに交換する）が流行ってた。
（改造方法を記載したページがあるのでｇｏｏｇｌｅで検索してみて!!）
故障も多かったな。そもそも足で酷使するからよく壊れるんだ。
ちょっと使わないでいるとすぐにガリ出るし。
電池交換もいちいち裏ブタ開けなくちゃならなくて面倒なヤツです。
空けるとギアのオイル(潤滑油)が漏れててペトペトになってるの(笑)。
ギアのレンジ調整を自分でやろうとして失敗したこともあったなぁ(笑)。
そんなわけで２台目のジム・ダンも壊れて、
ついに僕も最近流行のセンサータイプのものを購入。
ＭＯＲＬＥＹ社製の「スティーブ・ヴァイ」モデル、「Bad Horsie」（http://www.hookup.co.jp/guitar/morley/morley.html）。
見た目やネーミングは完全にキャラ違い(笑)。
使いはじめは踏みしろの感じに戸惑った。
でも確かにノイズはないし音痩せもしないの。
逆にスムーズ過ぎてものたりないというか、
昔の使い勝手の悪さが懐かしかったりしてくるから、
人ってなんだかねぇ。
で、感想として、
結局のところワウの持つあの独特の雰囲気が曲に出せれば
なんでもいいんだなってことになった(笑)。
当分スティーブ・ヴァイを使い込んでみよう!!

（おわり）
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ＢＹ　ＲＯＣＫＥＲ’Ｓ　ＤＥＬＩＧＨＴ　８月号より

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◆◇◆　Ｇｒｏｕｐ’ｓ　Ｃｈｏｉｃｅ（ｖｏｌ．１４）　◆◇◆

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◆ｔｏ ｏｌｄｅｒ,　　　
　　ＳＥＡＦＯＯＤ（シーフード） / ＷＨＥＮ ＤＯ ＷＥ ＳＴＡＲＴ ＦＩＧＨＴＩＮＧ
◆ｔｏ ｙｏｕｎｇｅｒ,　
　　ＪＡＮＩＳ ＪＯＰＬＩＮ（ジャニス・ジョップリン）
/ Ｉ ＧＯＴ ＤＥＭ ＯＬ’ ＫＯＺＭＩＣ ＢＬＵＥＳ ＡＧＡＩＮ, ＭＡＭＡ（コズミック・ブルースを歌う）
◆ｆｏｒ ｙｏｕｒ ｃａｒｓｔｅｒｅｏ,　
　　ＡＤＭＩＲＡＬ ＤＥＬＥ ＡＢＩＯＤＵＮ ＆ ＨＩＳ ＴＯＰ ＨＩＴＴＥＲＳ ＢＡＮＤ（アドゥミラル・デレ・アビュダン）
/ ＴＨＥ ＢＥＧＩＮＮＩＮＧ ＯＦ ＴＨＥ ＮＥＷ ＥＲＡ''
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（おしまい）