the counter pop’s blog

ロックバンド ザ・カウンター・ポップのブログです!

12. 2004サムい夏?!


●今日は前回予告の通り、番外企画としてK君の旅行話を聞かせてもらいます。では早速、先週ですか、タイに行ってきたそうで?
☆ええ。夏休みもらってサムイ島に行ってきました。

●またどうしてサムイになったの?
☆連れがビーチリゾート狙いでしたので。いくつか候補にあがって、最終的にはアジアンリゾートが面白そうということになって。食事もいけそうだし自然が残っているところにしようと。

●日本からはどのくらいかかるの?
バンコクまで5時間半(タイ航空/JAL)。そこから乗り換えてサムイまで1時間半(バンコク・エアウェイズ)。約500Km。80人乗りのプロペラでした。着いたサムイ空港の建物が可愛くて。とても空港には見えないっていうか海の家って感じで(笑)。良い味だしてました。

●この時期の気候はどんな感じなの?
☆乾季と雨季の間ぐらい。全般的に天候に恵まれました。日中は30℃、夜は25℃くらい。もちろん日差しは強い(痛い)けど日陰に入れば涼しかった。湿気もそんなに感じなかったなあ。

●サムイでの滞在先は?
☆島の南西にある欧州系のホテルにしたの。ホテルは丘の上にあって周りはヤシの原生林。辺りはこのホテル以外になにもないところ。全室オーシャンビューで真下が遠浅のプライベートビーチで夜はサンセットがとても綺麗だったよ。部屋はアジアンテイストで雰囲気がとてもよかった。サービスも行き届いていて気持ちのよいホテルでした。デンファレっていう紫と白の蘭みたいな花がいたるところに置かれていて、これみるとタイだなあって感じがする。

●日本にも花(華)の文化はあるよね。
☆そう。だから余計に気になるのかもしれないし。サービスとしてうまく活用しているんじゃないかな。アロマ、エステとしっかりつながっていて癒しのイメージが確立されているって思う。ちなみにタイの国花はゴールデンシャワーっていう白で真ん中が黄色のかわいい花を付ける木なんだって。実際に見たけど日本でいう桜みたいなもんだって言ってた。

●ホテルではどんな過ごし方をしていたの?
☆プールとビーチを満喫。プールは高台から突き出した格好でヤシの海原に落ちていくようで絶景でした。白浜のビーチは想像以上に綺麗でシーカヤックで初めて遊んだ。18−19時は日没タイムで、海に落ちていく夕日がとにかく見ごたえありましたよ。

●宿泊客の顔ぶれはどんなだった?
☆欧米人で6割、日本人3割、シンガポール1割って感じで、欧米の人は家族連れが多かった。もちろんハネムーナもいましたね。ある白人の話なのだけど、僕らが朝ビーチを散歩してもホテルに戻ってくると、彼は一人スポーツジムのランニングマシーンで汗流してるんだ。ビーチ走ったほうが気持ちいいと思うのだけれどね。外人のジム好きはほんとわからないよ。

●食事はどんな感じだったの?
☆普通に美味しかったよ。朝はアメリカンブレックファスト。昼は軽食で、タイヌードル、タイカレー、パスタ、ザンドウィッチetc。ディナーはシーフードBBQかタイ料理かタイ王宮料理のレストランだった。そうそう、従業員のほとんどがタイの人なわけだけど、それなりのホテルであることからもしっかり教育がなされているようで、その意味ではあまり面白みがないともいえるかも。

●従業員は日本語話すの?
☆基本は英語みたい。日本語は挨拶程度でした。タイの人の英語力って日本人のそれと大差ない感じだったよ。逆にネイティブでない分聞き取りやすかったり。とはいうものの注文と違うものが来て「違う」といったら「これでいい」といってすっとぼける一面もあったりして。でも、接客係り以外の人はほとんど話さないなあ。もっとも宿泊客と顔をあわせる機会も少ないのだろうけど。ある朝ホテルの周りを散歩していたら乗り合いトラックとでもいうのかなぁ、荷台に従業員をスタンディングで30人くらい乗せてるの。どこからか運ばれてきたみたいな感じでこちらを見る表情が言葉なんか通じないぞって感じでちょっと怖かった。考えてみればいつもニコニコなんてしてる訳ないんだし、サービス業なんだよなってこと忘れてたみたいな・・・

●現地の人と接する機会はあった?
☆そういう意味で、観光客と商売人という関係以外でのコミュニケーションはほとんどなかったかな。でもね、接触した数少ないタイ人の人たちから感じる特徴をあえてあげると、大らか、細かいこと気にしない、束縛を嫌う、いい加減。って言葉だけ並べると日本人にも当てはまるだろって感じだけど、言いたいことはあんな暑いところで暮らしてるといちいち気にしてられないっていう感じになってくるってこと。ほんとうにそうだろうと思うよ。

●島の感じはどうだったの?
☆そもそも島一周が車で2〜3時間ってところだから。観光がなかったらなんにもない島だったんだろうと思う。ホテルの周辺もとにかくなんにもなくて、ちょっと行くと民家がポツンと点在してるの。家といってもトタン屋根だったりして、いまの日本じゃちょっと見られない光景だと思った。ナトン(島の西)っていう役場とかがある町まで車で15分。港があってね、船が着くと活気にあふれるんだ。でもね、この町にもコンビニができちゃって。セブンイレブンファミリーマートを見た時にはちょっと萎えたなあ。チャウエン(島の北東)っていう町が、この小さい島でもっとも賑やかなところです。ビーチあり、ホテルあり、歓楽街あり。まさに島の中心です。ホテルから車で30分くらいです。

●チャウエンの街を詳しく聞かせてくれる?
☆チャウエン通りってのがあって、日本でいう原宿の竹下通りとでもいえばよいかな。とおり沿いにいろんな店が立ち並んでいるんだ。そのほとんどが観光客相手の店だね。マック、ケンタッキー、スタバもあったよ。広場に出ると屋台が並んでる。うまそうなんだけどなんかヤバそうで食べなかった。また小さな楽器屋を見つけてね、ストラトが数本ぶら下ってた。僕らタイ式マッサージをしたんだけど、2時間みっちりで1000円くらい。ちょっと痛すぎてヤバイかなって思ったんだけどホテルに帰ることには体がすごく楽になったんで驚いたのを覚えている。あと現地の音楽CDを探していて、いわゆるレコ屋は見つけられなくて路上の店ではいわゆるヒット曲(2〜3年まえの欧米もの)を扱う店しかなくて、最後に入ったスーパーマーケットで「タイの千昌夫だ!!」っていわれてスーラ・ポンヌなどを3枚購入(有名という意味かとおもったら、演歌という意味だったらしい・・・)。プラス、スーパースターだから買っとけといわれたヴァートゥ・トン・チャイって人のミュージックテープを1本。ホテルに帰って聞いたらひっくりかえっちゃった(笑)。ジャケがヤバかったんだよなぁ・・・。でも、ほんとにスーパースターなんだからしょうがないよね(笑)。夕食をチャウエンからちょっと行った小高い丘の上のホテルでタイ料理を食べたんだけど。チャウエンとビーチが一望できるそれはそれは綺麗な夜景だったです。ラーマ9世が現在の王様なんですが、彼が若い頃にこのホテルでプレスリー夫妻と会食している写真が飾ってあってプレスリーと同じ夜景を見たのかと思うとまた違って見える気がした(笑)。

●タイのビールってどうだった?
シンハービール(SINGHA)が有名で。これは日本でも手に入る。アジアンビールの中ではコクがあって美味しいと思った。チャンビール(chang)というのもあって、比較的新しいブランドらしく僕はこっちのが好みだった。

●他に、どんなことして遊んだの?
☆船で小さな島に渡ってシュノーケリングしました。魚もいっぱいいたよ。珊瑚も凄かったなあ。ダイビングではジンベイザメとかマンタが見られるんだって。あと、象に乗せてもらった。インド象で10歳のメスだったの。もちろん初めてだったし。背中に椅子を背負ってるんだけど、額に座っているガイドに「首に座れ」と言われて恐々だった。関節を感じたというか想像より乗り心地は良くないのだけれどなんともいえない感触だった。昔「はじめ人間ギャートルズ」でマンモスの絵がよく出てきたけれど、皮膚の感じとかがその絵にそっくりだった。硬くてシワシワでその下に筋肉があるの。間抜けな毛(体毛)も生えていたし・・・。まあ、そんなこんなで、ビーチリゾートに来た訳だからホテルのプールとビーチが基本だったけど。朝っぱらからビーチサイドで本片手にビール飲んで腹減ったらレストラン行ってまたプールサイドって感じ。あとホテルにSPAがあって滞在中2回行ったよ。男の僕でも気持ちいもんだよ。エステシャンがタイ人の男性だったんだけど、ちょっとホモっぽかった気がしないでもない。でもそれは女性でも抵抗がないという意味だけど。それにしてもエステシャンって仕事も大変そうだよ。外人なんか体デカいしね。

●じゃあ、結構のんびりしたんだ?
☆うん。した。環境が普段と違うので、新鮮な緊張とリラックスできる自然がなんといっても一番でしたね。1週間があっというまで最終日は日曜日にサザエさん見てる気持ちになったもん。

●帰りたくないねぇ。
☆そう。また行きたいよ。いまのうちだしね。

●それではそろそろ時間ということで。
☆あっそう。でもさぁ、M君も僕にこんな話させてどうしようってのかね?だいたい人に話すことなんかなのにさぁ。「○○の旅行記」なんてのがよくあるけど、あんなシタリ顔で話せないっていうの!!

●案外それ狙いだったりして?
☆そうかなぁ、だったら期待ハズレになっちゃったかな。

●実際のところは回数稼ぎってとこだろうけど。
☆あんたに言われたくないよ!!

おわり
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BY ROCKER’S DELIGHT 7月号より
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◆◇◆Group’s choice(vol.11)◆◇◆
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◆to older,   
  IAN BROWN(イアン・ブラウン) / MUSIC OF THE SPHERES
◆to younger, 
  STIEVIE WONDER(スティービー・ワンダー) / INNERVISION(インナービジョン)
◆for your carstereo, 
  JACKIE MITTO(ジャッキー・ミットゥ) / THE KEYBOARD KING
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キクぜ!!超クールなロックオヤジ養成講座
目指せ!!激渋ロッケンローラー矯正編(涙)
あなたの人生を豊かにするちょっとディープなカーステレオライフ!!
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(おしまい)