154. 『スタントマン・マイク現る!』

　『Death Proof』　観た?
Quentin Tarantino(クエンティン・タランティーノ)の最新作!!


　防水仕様(Water Proof)　なら知ってるけど
耐死仕様(Death Proof)って　笑えるタイトルのこの新作




　ジョン・カーペンター監督 / エスケープ・フロム・L.A.(1996年)

なんかの　超カッコイイ作品でお馴染み
カート・ラッセル扮する　スタントマン・マイクの操る殺人マシーンが
美少女たちを　次々に襲っていう　如何にもな内容･･･
これが良かった


　タランティーノ　本人曰く
場末のＢ級映画のオマージュだとか･･･


　『Ｋｉｌｌ Ｂｉｌｌ』　のブームから　どれくらい経つ?
彼にしては　けっこう早いペースだよね


　それにしても今回は　尋常じゃあない凝りようは　
相変わらずに　力が抜けて小気味がいい
構造的にも　シンプルながら　スピィーディーだし
ハッとさせられる　仕掛けもグゥッド
何より　相変わらずのＤＪオヤジぶりで
サザン系のソウルが　これでもかと　効果的に使われているし
何より　Ｒｏｃｋ'ｎＲｏｌｌが　爆音で聴けて　エクスタシイぃ


　そう言えば　
ＨｉｐＨｏｐもテクノもハウスも　一切使ってなかったね
(ＩＰｏｄはだれが付けてた)
確か　登場するギャル達が彼氏に　
カセットテープ(ＣＤじゃなくに)で
オリジナルテープを作って貰って　
「超　愛を感じちゃったね」とか
俺ら世代を　グッとさせるセリフもありと


　それでいて　ちっともレトロチックに　落ち着かずに
現代的かつ　俺こそがＮｏ.１と
高らかに宣言するかのラストは　さすが(笑える)


　そういえば　８０年代っぽい映画って　懐かしいねぇ


『スポンティニアス・コンバッション』 / トビー・フーバー監督

とか




イタリアン・ホラー
『キャリー』 / ブライアン・デ・パルマ監督





　あとエラく好きなのが
『ヴィデオドローム』 / デイビット・クローネンバーグ監督

とかね
（コレは「ＣＨＡＮＮＥＬ ＪＵＮＫ」のヒントにもなったんだけど･･･）




　あと、アレ　最後のラストでネハンに逝っちゃうヤツ
なっ、、名前が出てこない･･･
ほら、アレ　ディア・ハンターの
ニック･･･　ク、ク、ク、クリス･･･
あれ･･･
ブ、ブ、『ブレイン・ストームゥ』とかね

そう、ダグラス・トランブルだ
未知との遭遇の特撮担当が監督したヤツだ






「何もかも　みな懐かしい･･･」
　　　　　　　　　　　沖田十三






　　　　　　　　　　　　　　　　　カシ子






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