『CubasePro9.5』
いやぁ、Cubaseがいよいよ
9.5にアップデートしたよ
さて、俺にとって
気になるのは その”音質””なんだけども
果たしていかがかー?
Cubaseとの付き合いは長くて
CubaseSEからなんだけど...
当時コンピューターのOSは まだWindowsXPで
CPUにPENTIAM4とかかねぇ、確か
まぁね、その頃みんながしがし
使ってたわけだから
充分使えたハズなんだろうけど
俺は結局1曲も満足したモノができなかった!(笑)
1曲もだよ...!!
マジだよ...。
何しろ音悪りぃー、と思う。
我らが新作MV、聴いてやって
くださいよぅー、そしてイイねを!
『OUTLIFE / THE COUNTER POP』
www.youtube.com
その後 OSが64Bit、Windows10に変わって
Cubaseも8、9と進化し
いろいろとやれることは増えたんだけど
如何せん結局音が悪りぃー...、と思う。
と思うって書いたのは
それで使いこなせてる人もいるんだろうから
やっぱりやり方が悪いのかな?
とも思っているからで...
道具の選択も込みでかな?
で、先日も書いたけど
STUDIO ONE3.5っていうのが
いいんじゃないかって 目をつけて
この間から使い始めたんだけど
これがどうして CubasePro9と比べよう
ないくらい音がいい!
…ただ、今のところはね
っていうのも
俺が、どうやって使っているかっていうと
Cubaseで長い時間かけてMixしているので
これをステムで書き出して STUDIO ONEで
開き直して バランス取って書き出す
ってそんな風で
まだ、STUDIO ONEでゼロから
Mixっていうの
はしてないんだよね...
と、いうのは Cubaseの編集にあまりに
慣れてしまっているので それをいきなり捨てるのは
悲しすぎるって...。ねっ
話を戻すて
CubasePro9とSTUDIO ONE3.5の
基本的な違いっていったら なんといっても
STUDIO ONE3.5に64bitフロートオーディオ
エンジンで使えるってところ
(プロフェッショナルのみ!!無料版は間違っても
使えないよ)
CubasePro9の32bitとは精度が違いますし
そればっかりはどうにもならない...。
Cubaseからのステムミックスのファイル
ででもSTUDIO ONE上から
64bitフロートを使って もう一度書き出せば
充分に効果が確認できた...。
あぁ、今までやってきたことって間違いではなかったんだ... と
そして同時にCubaseの音の悪さを呪った...。
なんでこうなるの? だよ。
と、ここまでの話は置いておいて
今回、そのCubaseがいよいよ9.5へと
アップデートし 64bitフロートベースの
オーディオエンジンを搭載しました!
わーいわーい!
というわけで早速ゲットし いままでの作業ファイルを
64bitエンジンで再生してみると...。
あー、なるほど これはこれは...
全くもってベツモノですねーー あたり前だけど
パワー不足のPC用に 32bitでも使えるように
なってるんだけど それをどういう意味で
使い分けるのかは 意味がわからない...。
ところで、Cubaseには いろいろ
と不可思議なところがあって
まずは、書き出し時のレンダリング設定だと
デフォルトの他に実時間で書き出しっていうのが
あるんだけど それを必ず押さないと まともな音で
書き出されない。
なんでわざわざ2種類用意されているのか?
ほんの数分の違いでどうしてワザワザ
使えない音質のファイルを書き出させる
必要があるのか…。しかも
デフォルトが音の酷いほうって
どういう事?ダメでしょ、それ。
あと、同じ話で
各トラックをコンピューターの負荷を考慮して
フリーズさせることができる(裏で書き出しておく)
んだけども この時は実時間でフリーズって項目がないから
恐らく音の悪いスピード書き出しなんででしょ?
じゃぁ、そんなの使えないじゃんって?
まあ、最後に書き出すときに
すべてのフリーズを解除するかね どうなの?
めんどいな(笑)
それと 途中でバウンスしてCPUの負荷を減らそうと
いくつかのトラックなり単体トラックを書き出すでしょ?
そうすると なぜだかレベルが小さくなる...。
そして、モニターしていたのとは違うもの
が書き上がってくる
気のせい?
俺のなかで 書き出しのルートと
再生エンジンの誤差が埋まらない!
そのCubaseが64bitエンジンへ!
(笑) 話が長ゲーって?
使ってみると、まあ、音は良く
なった。それだけでなく
けっこう軽く動く!!
さっきも書いたけど CubasePro9でMixした
作業ファイルを9.5で開いて再生してみると
全くベツモノとして聴こえますねー
ただこれが、どの程度うまく書き出されてるのかは
今後の検証待ちかな...。
そうなると Cubase9.5と
STUDIO ONE3.5が並んだのかな?
って思いがちだけど 大きく違う点が
あるので注意。
Cubaseの作業ファイルは
扱うオーディオファイルとあわせて、かつ同時には
同一のオーディオファイル形式
のみしか扱えない!!
っていうルールがある。
44.1khzのファイルを扱う場合
作業ファイルも44.1khzで作る必要がある
そうなると、今度は
それを64bitFROTのオーディオエンジンで
モニターするってことだね
対して、STUDIO ONE3.5の場合
44.1khzのオーディオファイルを
96khzの作業ファイル上でそのまま扱うことができる!!
ABLETON LIVEなんかもそうだった気がするけど
これって凄い。もちろんオーディオ・インターフェイスが
許せばもっと上のサンプル・レートでもね
44.1khzのファイルを44.1khzで作業するのと
96khzで作業するのでは 全然意味が違ってくるよ
プラグインのノリ方だって全く変わるしね
もっと言うと、HDDから各ファイルが
ストリーミング再生されてる
わけでしょ? 96khz作業ファイル
上で44.1ファイルを扱えば
それだけ軽いデータをストリーミングするわけだから
負荷も軽いし当然音だっていいはず...
この差は大きいよ
この辺りの話って あんまり誰もしないんだけど
どうしてなんだろうか? 俺にとっては
まさにここが命 ってものなんだけど
まあ、今日はそんな話です。
それにしても 技術の進歩っていうのは凄いね
俺なんかこんなものに付き合って
振り回されてたおかげで
すっかり歳取っちゃったけど
今日から始める若者たちだっているわけでしょ?
心底羨ましく思うよ
参考にしてもらえたら幸いです
かし子
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