the counter pop’s blog

ロックバンド ザ・カウンター・ポップのブログです!

700.『訃報!筒美京平氏、逝く…!』

 

訃報!筒見京平氏、逝く…!

 

 

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絵本の中で 19721006 いしだあゆみ

 

 

令和2年 10月17日 土曜日

/ 雨 12℃

 

ついにこの時が来てしまった…。

昭和の大作曲家 筒美京平

死去です! 残念

まだまだ氏の新曲が聴きたかった…。

 

とりあえず、ここで俺と筒美京平って感じで

大発表…。

 

あれは今は亡き 数寄屋橋ハンター

(中古レコード屋ダチョウ倶楽部

 モノマネでお馴染み)

だったかな

 

学生の頃からドーナツ盤を買いにちょくちょく

遊びに行ってたんだけど

 

昭和の名曲3枚

また逢う日まで

ブルーライト・ヨコハマ

「さらば恋人」

 

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よく見ると

全部の作曲者がこの名前になってる…

は?

 

どういうこと?

 

なんで作曲者なんか見てたかっていうと

いいレコードを当てる確率を上げるため…

少ない小遣いでいいレコードを買うには

どうすればいいか?

えっ?サブスク?

そんなのないし、youtubeだってない

買えていいとこ月に一枚か二枚のLP盤

失敗したら来月まで我慢しなくっちゃ、、、

wwwそりゃぁ真剣に選ぶでしょ?

 

いい音楽に心から飢えていた時代だったのかも

しれない

そうなるといくつか選択肢があって

 

 アーティストで選ぶ

 デザイン(ジャケット)で選ぶ

 レーベルで選ぶ

 

などなど

いろんな選び方があろうかと思うけど

その時覚えたのは

誰だかわからないけど

筒美京平って書いてあるヤツを買えば

いつもストライクだったってこと

しかもその上、その作家の

レコードが夢のようにたくさんあるの

 

良く言われてるように

そういう名前の集団なのか、と思ったね

だって、これだけたくさんの名曲を出してたら

きっとテレビで顔くらい見るだろうし

だけどもそれまで

見たことも聞いたこともなかった…

 

その後、いろいろ知ることになるんだけど

ん?

 

あれは、確か97年頃かな

インディーズ・レーベルから

俺らのCDを出してくれた

そこの社長の高護さんがTELをくれた

「おい、筒美京平のBOX出したぞ、買えよ!」って

 

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この高護って社長が(元八百屋さん)

生き字引のように音楽に詳しくて

何かの時に彼に筒美京平他、その頃の昭和のベーシストや

ドラマーなどの裏話を

話してもらったことがあった

 

ま、そのBOXセットは当時の俺には高くて

手が出せなかったんだけども

 

その高さんに聞いた話だったかどうか忘れたけど

筒美氏が活躍していたころ

 

タワー・レコード

(その後インタヴューを確認するとビルボードと言っている・・・)

に筒美氏担当の

営業マンがいて、毎週だか毎月だかなんだか

定期的に売れてるレコードの全てを届けていた

のだとか

 

面白いのがそのあとで

筒美氏はそのレコードを片っ端から開けて

全ての曲のイントロを少しだけ聴いて

あとはもう聴かない…

とかって笑

 

こんな話もあった 

当時のヒット曲のサビだけを切り取って

編集したカセットテープを

誰かが作ってあって

筒美氏の自宅や仕事場のあちこちに

プレーヤーに詰めて置いておく

トイレでもどこでも 

何しろ、立ち止まったら

筒美氏がそれをチェックしてた

…とか

 

流行に敏感な人だったんだね

しかもそれまでの作家と違って、サウンド指向で

彼の曲にはその曲にぴったりの

カッコいいアレンジが必ずついてて

ものすっごく洋楽っぽいんだけど

同時に、それはものスゴく日本的でもあって

なにしろ引きが強いサウンドだった

 

たとえば、堺正章

「さらば恋人」なんて

全米ヒット曲「カリフォルニアの青い空」に

限りなくソックリだったり

パクリギリギリできてるんだけど

そこがまたよくてwww

 

そんななかでも、俺のお気に入りは

 

 

いしだあゆみ

 

  「ブルー・ライト・ヨコハマ」

 

 歌詞の「ブルー」のところが

 ブルー・ノートになってるっていう粋な曲!!

 

  いしだあゆみには「絵本の中で」っていう

  筒美京平さんの作った最高のボサノバ曲もあり

  

  必聴!

 

小泉今日子

 

  「半分少女

 

 


小泉今日子 半分少女

 

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どうしてこれが好きかっていうと

謎めいているからとでも言っておこうか…

 

というのも、曲って、いきなり湧いて出てくる

んでなくって、ほとんどが、どこかでなにかの原型のような曲があって

その曲の変形型というか類似というか

或る意味、そうやって形を変えたものなのだけれども

 

「ブルー・ライト・ヨコハマ」

 と

半分少女」は

 

それがわからない…(少なくとも俺には…)

突然湧いてこの世に誕生したような

それでいて、ものスゴく長く

みんなに聴かれていたような…

 

聴いた途端、いままで誰もが

聴いたことがなかったのが

信じられなくなるような

そういう曲

 

時々、そういう才能が現れる

 

京平さんは、そのひとりですね

確実に…。

 

ご冥福をお祈りします

 

 

               かし子

 

 

 

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