30. 年の離れた○○兄弟なんですぅ・・・
「ヨーヨーヨーヨ 激しい Ｙｏ!!」
「俺は１人で孤独なんだ Ｙｏ!!」
なんだよ それ?
「バカ ラップだよ!! いいだろ?」
だせぇ!! ひどくダサエ・・・
「なんだよ ちぃっとも分かってないんだ Ｙｏ!!」
・・・。 その手を止めろよ・・・ うざい!!
”心を込めて・・・ あなたに” みたいな・・・
首も傾けちゃって Ｙｏ!!
「なんだよ やってんじゃん!!」
まぁ いいよ・・・ やるよ!! 俺だって
昔はよぅ これでも 相当好きだったんだ。
まぁ俺のバヤイは レゲエだったけど なっ!!
周りはみんな ラップだった・・・かな?
そう 見に行っても ラップ（ＨｉｐＨｏｐね）と レゲエと ちゃんぽんってな感じで
そう・・・ 見に行くってえか クラブなっ!!
いわゆる ダンスクラブっていうの? 西麻布・青山ら辺?
いや マジで ＴＡＸＩ-ＨＩＦＩ っていうのがいてさぁ
これが まぁ言ったら ＪＡＭＡＩＣＡの サウンドシステムみたいなヤツで・・・
要は 野外ディスコ 音響装置と ＤＪが セットで移動する しすてむぅ!!
だからそれを・・・ 日本じゃ野外はダメでしょ? うるさくて・・・ やれるところ無いし・・・
・・・で クラブに持ち込んでやるワケ!! もの凄い低音でさぁ
レゲエをガンガン一晩中かけんの!!
今みたいに レゲエもさぁ 道具も情報も無いから いやいや ジャマイカ人がね!!
純度ふぁもっともっと高くって すっごい面白かったんだよ・・・
「今だってカッコＥ奴おるで!!」
そうだけどさぁ ほら ＨｉｐＨｏｐとか アメリカ音楽と かなり近くなっちゃったじゃん?
ついでに ＣＤは音悪いしさぁ いや違う だから・・・ その サウンドシステムが
やってんでしょ? いろいろ レコードかけてさぁ
みんな飽きた頃に レゲエＤＪっていう いわゆる ラッパーが次々出てきて
そのレコードのＢ面（ジャマイカはシングルのＢ面が空オケだった!! 今は知らない・・・）
で自分のラップを披露するワケよ!!
そうっ 空オケ大会みたいになんの!!
で・・・ その ＴＡＸＩ-ＨＩＦＩ っていうクルー、 クルーね!! 彼らは!! で 人気があったのが
チャッピー（ＣＨＡＰＩＥ）、ＨＡＳＥ−Ｔ（長谷川ティーチャー） よく分かんないけど・・・
で 大将が ＲＡＮＫ'Ｎ ＴＡＸＩ っていう最高のオッサンで・・・
これはホント 可笑しかったねぇ・・・ 今もやってんのかなぁ・・・
ＦＭ-Ｔｏｋｙｏかなんかで ライブやったこともあってさぁ １時間くらい
それがメチャメチャ面白くて まだカセットの時代の話ね!!
カセットに録ったヤツをさぁ 友達に配ったりして・・・ ねぇ・・・
いや だから Ｙｏ!!
最近の Ｙｏ!!
そこら辺の若い奴のは Ｙｏ!!
どうなのＹｏ!!
「Ｙｏ!! Ｙｏ!! ってうるせぇな リップスライム ＲＩＰＳＬＹＭＥとか 知らねぇの? いっぱいいるよ!!」
「お兄ちゃん あれでしょ? ラップっていったら ＭＣ-ＡＴ（富樫昭夫?）とか その辺でしょ・・・」
な・・・なんだよぉ 知ってるよぉ 俺だって
ブギーバックのスチャダラパーでしょ? いとうせいこうに・・・ 完高木 ＥＣＤ とかさぁ
「シブイ オールドスクールだね!! まさに」
※ちなみに ＣＭ業界で初めてラップを披露したのは
確か油かなんかのＣＭで宮崎美子だったんじゃないかなぁ・・・?
あるいは・・・ ハローダイヤルの中井貴一はもっとだいぶ後で・・・
ハローダイヤルでもないかも・・・
いや 確かに 中井貴一っていえば
パンタロンの前のモッコリとラップっていうイメージがあるもんねぇ・・・
ラップ人気を支えた張本人だった事も・・・
「もう 行ってもいいか Ｙｏ!!」
いや ちょっと待てよー!!
最近のグループって なんか人数が多くないかぁー!!
ちゃんと役割分担とかしてんのかぁー!!
オイっ!! ちょっｔー!!
（おわり）
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ＢＹ ＲＯＣＫＥＲ’Ｓ ＤＥＬＩＧＨＴ １２月号より
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◆◇◆ Ｇｒｏｕｐ’ｓ Cｈｏｉｃｅ（ｖｏｌ．２７） ◆◇◆
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◆ｔｏ ｏｌｄｅｒ,
Ｈｉｇｈ Ｌｌａｍａｓ（ハイ・ラマス） / Ｈａｗａｉｉ
◆ｔｏ ｙｏｕｎｇｅｒ,
Ｚｏｍｂｉｅｓ（ゾンビーズ） / Ｏｄｅｓｅｙ Ａｎｄ Ｏｒａｃｌｅ（オデッセイ・アンド・オラクル）
◆ｆｏｒ ｙｏｕｒ ｃａｒｓｔｅｒｅｏ,
Ｈｕｇｅ Ｍａｓｅｋｅｌａ（ヒュー・マセケラ） / Ｒｅｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ
（おしまい）
