the counter pop’s blog

ロックバンド ザ・カウンター・ポップのブログです!

124. ・・・確か山辺の近くの・・・






 ワタナベ氏 見てる〜?


  ↑↑
 (彼は山縣県出身のプログラマー
  ウチのベーシストが仙台の大学で
  一緒だった人物 ・・・との事)


 そういう このボキものう
ルーツが山縣県にあるらしいよ
・・・といっても父方の方なんだけどね


 ということで
今週もドーンと行ってみよう


 ロッカーズディライト!!


 で、その父親が子供の頃に疎開
そこで暮らしていたっていうんで
一度旅行も兼ねて見に行ったことがある
左沢(あてらざわ)線って
ローカルな電車の終点からさらに
山の奥の方に入っていったところ
(車で行ったんですが)





住所:
   山縣県西村山郡大江町大字左沢


詳細地図:
   http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=all&nl=38/22/45.097&el=140/12/40.796&scl=25000&bid=Mlink


 親父の微かな記憶を頼りに
進んでゆく・・・


 「・・・これどっちだったかなぁ・・・」


 山ん中で二股に分かれてたって
両方目印なんか無いんだよ
遠くに見える山の位置とか
太陽の角度だけが頼りなんだから(笑)


 そんなシーンが何度かあって
そんなんでもなんとか辿り着いたよ
目的地に!!


 ・・・終戦の時まで親父が通っていたっていう
学校(廃校)を訪ねたりしてね
山の中に開いた小さな校庭でさあ
端の方に錆付いたブランコがあったりしてねぇ
草もボーボーで
親父が何とも言えない顔で
校庭を眺めていたけねぇ・・・


 ・・・さらに進むと
東京で今でも付き合いのある
仲間の生家があったり
・・・それも今では立派な廃墟


 兎に角 村ごと
捨てられてしまったんだねぇ


 暫く行くと山の中腹の
ちょっと開けたカーブが現われ
親父の合図で車を停めた


 舗装された道路の両側に
5、6〜7、8軒の民家がある
中にはいわゆる雑貨屋さんだった
形跡らしき建物もあり
車庫にも乗り捨てられた車が・・・
 隣の少し大きい車庫には
○○運送と大きく社名の入った4tトラックが
そのままの形で朽ち果てている


 よく見ると○○って俺の名字と同じじゃあないか


 「ん?」


・・・じゃあさっきの雑貨屋は?


 「・・・これも」


 道路からちょっと入ったところの
荒れ果てた庭の間を抜けて無人になった
民家の玄関まで行く
 ちょっとそこまで
買い物に出かけたってくらいな
物干し竿に 
まだハンガーまで揺れているのに・・・
窓から覗くと・・・


 ・・・確かに・・・


 雑然としている
表札もそのままで
○○何男って書いてある
○○ってやっぱり俺の名字と同じ
この部落は全員○○なんだ・・・


 「おーい あったぞっ!!」


 声の方へ行ってみると
親父が子供の頃を過ごした祖父母の実家が
今は取り壊されて更地になっていた
 裏は直ぐに小高い崖になっていて
そこに親父が子供の頃に使っていた
祖父母の家の井戸の跡があった


 「いやぁ 子供の頃 
  村で赤痢が流行ってよぉ
  俺んところはこの井戸を使ってたから
  助かったんだけど 
  向こうで村の井戸
   (何件か共同で使用いていたもの)
  を使ってた連中が全員死んだことがあったよ」


 なあんて 親父がポツリと言ったっけ・・・


 ねぇ ワタナベ氏!!
それが俺の山縣の思い出だあよ・・・




                   おわり






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by ROCKER'S DELIGHT 12月号
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